断酒後の離脱症状について

アルコール中毒患者が飲酒をやめると離脱症状がでるようです。他人事っぽい言い方をしているのは私の場合はほとんどなかったからです。

一般的にアル中患者は酒をやめると手の震えなんかが有名です。ほかに悪寒、寝汗、イライラ、不安、焦燥感、睡眠障害など、あるようです。

私の場合はちょっと手が震えたような気がします。それと3日ぐらいは睡眠に時間がかかることがありました。それでも、世間一般に言われる症状がでなかったのはまだ進行状態が大したことなかったのか、体質なのかは不明ですが、ただ運がよかっただけかと思います。で、3日ぐらいたったあとはほとんど肉体的には離脱症状はありませんでした。

禁酒/断酒で一番つらいのはこの3日だと思います。とくに一日目は一番辛いかもしれませんが、ここさえ過ぎれば、意外と楽しい時期に入っていくかと思います。

 

断酒後の飲み物

断酒してから夜の習慣がいろいろ変わります。

なんせ、ずっと酒を飲み続けていた時間が空くのでやれることは増えます。

まず、自炊をすることが増えました。ちょっとぐらいめんどくさい料理も楽しく作れます。

そして飲み物ですが、基本的にはお茶ですが、炭酸系のダイエットコーラなどを飲みます。人によっては柑橘系の飲みものを飲む方もいると聞いたことがありますが、どうしても炭酸系の飲みものが自分は好みです。

絶対にやめたほうがいいのはノンアルコールビールです。これは1日、2日ぐらい禁酒するには効果的かもしれませんが、断酒した人にとっては絶対によくありません。それになによりまずいですし。

今日はこれぐらいにします。

 

 

断酒すると変わること

酒を飲まなくなると生活や体にわかりやすく変化が起こります。

本当に沢山ありますが顕著なものについてはこんな感じです。

・ゴミが減る

飲酒していた時は部屋はめちゃくちゃでした。ビールの缶、焼酎のビン、よくわからない弁当の箱など。まず掃除する気力が戻る上、ゴミ自体も減るので一石二鳥です。

 

・財布の金の減りが遅くなる

今まで、どんだけ酒代に使ってたのか心配になります。一定期間ごとにお金をおろしていましたが、ペースが遅くなりました。

 

・朝食がうまい

飲酒時代は基本的に毎日二日酔いのような状態でしたので無理やり食べていましたが、とにかく量も質もいい朝食が食べられます。

 

・肌荒れが治る

特に顔のにきびが減りました。「健康そうになった」と人にも言われ、気分もいいものです。

 

・運動時のパフォーマンスが上がる

趣味で水泳をやっていますが、練習量がかなり上がり、タイムも段違いです。そもそもひどい飲酒期間は運動自体やってませんでしたが、、

 

・眠りが深くなる

夜中、目を覚ますことが減りました。寝起きはとてもよくなり、寝つきも以外といいです。

 

・甘いものが恋しくなる

まったくといっていいほど、チョコなどの甘いものを食べない習慣でしたが、酒をやめると異常に欲しくなります。これは結構謎です。

 

などなど、他にもまだまだありますが本日はこれまで。

変わらないこともあるのでそれは後日

 

 

断酒日記 飲酒歴について 続き②

飲酒歴についての続きです。

前回の記事にて禁酒や断酒を定期的にやって失敗するたびに酒の量が増え、飲み方も悪くなっていった話をしました。

それでも普通に仕事をしていましたが、現在も続く社会の変化に私の生活も変わりました。

コロナです。

この影響で私の仕事はほぼ完全にリモートワークとなりました。基本的に出社は週に1日、午前中のみ。週によっては出社日はなし。

この生活リズムは自分にとっては最初とてもやりやすいものでした。なんせ、出社時間や交通機関のストレスがなくなりました。仕事自体もそもそもなんで今まで会社行ってたんだろうと思うほど、問題なく進み、不謹慎ではありますが、とても快適な仕事環境になりました。

さて、前振りはこれぐらいで予想はつくと思いますが、この自宅勤務は自分にとっては完全に罠でした。私の仕事は進捗によっては結構時間があまります。余った時間は会社にいれば何か勉強するなり、人と話でもしているのですが、自宅なのでつい、酒を飲むようになりました。最初は仕事が終わるまでは控えていましたが、15時すぎたらokなどのめちゃくちゃなルールや、会議がなければokなど、わけのわからない理由で飲むようになってきました。

リモートワークは自己管理できる人には素晴らしいシステムですが、私にとっては自堕落な性格を進行させるものでした。終業後の帰宅時間がなくなったことにより就寝時間までの時間がそのまま飲酒の時間になる。出社時間がなくなったことにより、起床時間が遅くなるので前日の就寝時間が遅くなる、つまり飲酒時間が伸びる。挙句の果てに仕事中ですら飲むことが増える。

さすがにこの生活はまずいと感じ、断酒を誓いましたが、3週間で失敗。

その後、例のごとく酒の量は増え、現在まで続きました。

そして現在に至ります。今回の断酒はこのままでは死ぬとまじめに思ったからです。仕事はまともにできず、胃の調子は年中悪い。肌はいつも荒れ放題で、動悸もでるようになりました。想像を絶するほど体はボロボロになっているように感じ、今回は本当に断酒を決意して、本ブログの開設に至りました。

今回はこれまです。今後も断酒にまつわることについて書いていきます。

 

断酒してからの現在の悩み

今日は短めで。

酒飲みにとってほとんど経験がないのは便秘かと思います。

私の場合は基本的に便秘になったことはありません。

今回、断酒してから早速、便が硬くなったのか痔になってしまいました。

今まで、一度だけ強烈な痔になったことがありますが、本当につらいです。。。

そのうち治るでしょうが、つらい日々がつづいています。

断酒日記 飲酒歴について 続き①

飲酒歴について続きです。

前回は、一か月の禁酒でγGTPが500から80まで下がったことに気をよくして再度、飲酒生活が始まったことろまで書きました。

 

経験がある方もいらっしゃるかと思いますが、禁酒後の最初の酒は結構まずく感じます。なんでこんなまずい飲み物を飲んでるかと思いますが、そんな気持ちはすぐに気にならなくなります。

そして当然に久々に飲むので、恐ろしく酔いが回ります。ですが、以前の飲み方を覚えているためか、飲む量は驚くほど早く以前の状態に戻ります。

スリップ(断酒中に再度飲んでしまうこと)したときに以前より飲む量が増すといわれているのはこういった現象なのかと思います。

我慢していた分、飲まなかった期間の分まで飲んでやろうという、どう考えも意味のない衝動に襲われ、親の仇かと思うほど酒に執着し、多幸感を感じます。(実際はアルコールの作用で脳が痺れているだけです。)

 

この一か月の禁酒の経験の後、当時の私は定期的に禁酒する習慣になりました。だいたい一年に一度、健康診断前の一か月に禁酒する謎の習慣です。人に「それ、意味あるの?」と言われましたが、「ずっと飲み続けるよりいいんじゃないかなー」などと答えていました。

そうは言っていましたが、この習慣のせいか、禁酒期間が終わるたびに飲む量は増えていきました。

飲む量が増えすぎていることに自分で自覚した私は、とある生活の変化をキッカケで禁酒ではなく本気で断酒しようと思いました。しかし、結果は3か月で失敗して以前の状態に戻り、その後も定期的に一か月禁酒という、よくわからない習慣を繰り返していました。

 

さて、私のこれまでの禁酒、断酒の失敗の根底にあるのは「すぐにまた止められる」と思っていたことにあります。成人してから一日たりとも禁酒したことがなかった私が一か月の禁酒が意外と簡単にできて、血液検査の結果も回復した経験から、体調に問題がでればやめればいいぐらいの気持ちでいましたが、スリップのたびに酒の量は増え続け、健康と生活はボロボロになっていくのは明らかでした。

 

続きは今回の断酒の決意に至った経緯について書きたいと思います。

断酒日記 飲酒歴について

 

 

今日は飲酒歴について

子供のころから家族全員、酒飲み一家だったので自分も大人になってから当然のように飲み始め、特に止められることもなく自然に飲み始めていました。

昔は高校の体育会系の部活では試合のあとの打ち上げで飲酒することは普通だったし、大学の新人歓迎コンパで飲酒することも普通のことでした。(もちろん今も昔もダメですよ。)そこで誰かが急性アルコール中毒で病院に運ばれるなんてざらでした。

私は家族の遺伝なのかアルコールにはかなり強くいくらでも飲めたし、よく飲むことはそういった若くてアホな飲み会の現場ではなかなか評判のいいことでした。(しつこいですが、ダメですからねw)

会社員になってからは当然のように毎日晩酌が続き、だいたいは500mmのビールを2本と焼酎のロックを眠くなるまで飲みました。それから、酒を抜いた日なんて一日もなく、覚えている範囲で酒を抜いたのは、スノーボードで骨折して入院していた一週間、それと眼の病気をして入院した一週間の計二週間しかありませんでした。思えば入院するしか酒を抜けないとか完全な中毒ですね。

それでも酒で大きな失敗はしたことないと思っていました。翌日に二日酔いでも仕事へは行けていたし、運動は好きでジム通いや趣味の水泳は続けていました。

初めて禁酒したのは健康診断の結果からです。ある日、当時勤めていた会社の取締役が近づいてきて、なにごとかと思えば「お前、血液検査の結果やばいからなんとかしろ」と言われました。診断結果を見て自分でも確かに少しぞっとしたのを覚えています。γGTPの値が500を超えていました。酒飲みのとってγGTPはよく知られているかと思いますが、主に飲みすぎにより100を超えると注意が必要だそうです。

さすがにまずいと思い禁酒を決意しました。

禁酒の方法としてやったことは「禁酒セラピー」(アレン・カー著)を読みました。というのも私はかつて同筆者の「禁煙セラピー」を読んで驚くほど簡単に禁煙できた経験があったので、そういえば禁酒の本もあったなーなんて思って軽い気持ちで読みました。内容については割愛しますが、簡単に言うと酒を飲んでもいいことなんかないという意識に変えるためのメソッドが記されている本かと思います。(興味あるかたは読んでみてください。)

素直だった私は本の内容に共感して一か月間の禁酒をして再度、血液検査をしましたところ、γGTPは80まで下がりました!この時に思ったのは自分でも驚くほど愚かですが、「やった!また、ビールが飲める!」という気持ちでした。

そして、また飲酒生活が始まりました。

                                  つづく