断酒日記 飲酒歴について

 

 

今日は飲酒歴について

子供のころから家族全員、酒飲み一家だったので自分も大人になってから当然のように飲み始め、特に止められることもなく自然に飲み始めていました。

昔は高校の体育会系の部活では試合のあとの打ち上げで飲酒することは普通だったし、大学の新人歓迎コンパで飲酒することも普通のことでした。(もちろん今も昔もダメですよ。)そこで誰かが急性アルコール中毒で病院に運ばれるなんてざらでした。

私は家族の遺伝なのかアルコールにはかなり強くいくらでも飲めたし、よく飲むことはそういった若くてアホな飲み会の現場ではなかなか評判のいいことでした。(しつこいですが、ダメですからねw)

会社員になってからは当然のように毎日晩酌が続き、だいたいは500mmのビールを2本と焼酎のロックを眠くなるまで飲みました。それから、酒を抜いた日なんて一日もなく、覚えている範囲で酒を抜いたのは、スノーボードで骨折して入院していた一週間、それと眼の病気をして入院した一週間の計二週間しかありませんでした。思えば入院するしか酒を抜けないとか完全な中毒ですね。

それでも酒で大きな失敗はしたことないと思っていました。翌日に二日酔いでも仕事へは行けていたし、運動は好きでジム通いや趣味の水泳は続けていました。

初めて禁酒したのは健康診断の結果からです。ある日、当時勤めていた会社の取締役が近づいてきて、なにごとかと思えば「お前、血液検査の結果やばいからなんとかしろ」と言われました。診断結果を見て自分でも確かに少しぞっとしたのを覚えています。γGTPの値が500を超えていました。酒飲みのとってγGTPはよく知られているかと思いますが、主に飲みすぎにより100を超えると注意が必要だそうです。

さすがにまずいと思い禁酒を決意しました。

禁酒の方法としてやったことは「禁酒セラピー」(アレン・カー著)を読みました。というのも私はかつて同筆者の「禁煙セラピー」を読んで驚くほど簡単に禁煙できた経験があったので、そういえば禁酒の本もあったなーなんて思って軽い気持ちで読みました。内容については割愛しますが、簡単に言うと酒を飲んでもいいことなんかないという意識に変えるためのメソッドが記されている本かと思います。(興味あるかたは読んでみてください。)

素直だった私は本の内容に共感して一か月間の禁酒をして再度、血液検査をしましたところ、γGTPは80まで下がりました!この時に思ったのは自分でも驚くほど愚かですが、「やった!また、ビールが飲める!」という気持ちでした。

そして、また飲酒生活が始まりました。

                                  つづく